AWS、Amazon EC2でメモリ2TBの「x1.32xlarge」インスタンスを提供

　Amazon Web Services（AWS）は18日（米国時間）、Amazon EC2において、メモリ重視のワークロードに対応可能な「x1.32xlarge」インスタンスが利用可能になったと発表した。

　「x1.32xlarge」インスタンスでは、4基のXeon E7 8880 v3（2.30GHz）で構成され、64コア/128vCPUを利用可能。メモリは1952GiB（約2.1TB）を利用できる。ネットワーク帯域幅、専用のEBS帯域幅はそれぞれ10Gbps。

　本稼働ワークロードにおけるSAP認定を取得しており、SAP HANAに必要とされるSAP OLAPとOLTPの両ワークロードで性能要件を満たしているとのこと。AWSによれば、多くのユーザーが、複数の「R3」インスタンスを並べたスケールアウト構成でSAP HANAを稼働させているとのことで、これらのワークロードの多くは、1台のX1インスタンスで実行可能になるという。

　なおX1インスタンスは、米国東部（バージニア北部）、米国西部（オレゴン）、欧州（アイルランド）、欧州（フランクフルト）、アジアパシフィック（東京）、アジアパシフィック（シンガポール）、アジアパシフィック（シドニー）の各リージョンで利用可能。価格は、米国東部（バージニア北部）リージョンの場合、3年契約の一部前払いで1時間あたり3.970ドル。