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キヤノン、パーソナライズ機能を搭載したA3カラー複合機「imageRUNNER ADVANCE C5500シリーズ」

 キヤノンは、複合機「imageRUNNER ADVANCE」の新製品として、オフィス向けの中高速A3カラー機「imageRUNNER ADVANCE C5500シリーズ」4機種8モデルを6月13日に発売する。

imageRUNNER ADVANCE C5560F(オプション装着時)

 新製品は、カラー/モノクロ同速を実現し、毎分35枚から60枚の出力速度(A4ヨコ)を備えた、中高速クラスのカラー複合機。製品ラインナップは、出力速度が毎分60枚のC5560/C5560F、毎分50枚のC5550/C5550F、毎分40枚のC5540/C5540F、毎分35枚のC5535/C5535Fの計8機種(製品名末尾にFの付くモデルはFAX機能あり)。希望小売価格(税別)は、C5560が260万円、C5560Fが270万円、C5550が240万円、C5550Fが250万円、C5540が200万円、C5540Fが210万円、C5535が180万円、C5535Fが190万円。

 新製品では、操作画面の初期画面や表示言語、アドレス帳などの設定をユーザーに合わせて最適化できる「パーソナライズ機能」を搭載。操作画面上で自分のアイコンを押せば簡単にログインできる「シンプルログイン」機能により、ユーザーがよく使う機能や設定を簡単に利用できる。

シンプルログイン(イメージ)

 パーソナライズ機能による設定は、同一ネットワーク内の他の複合機に同期させることができ、どの複合機でも同じ操作環境で使用することが可能。また、印刷データを本体内に留め置き、ユーザー操作によりプリントを開始する「留め置き印刷機能」を標準搭載し、放置プリントを抑制するとともに、操作画面上で印刷設定の変更や仕上がりを確認できるプレビュー機能が利用できる。

 最上位機種のC5560/C5560Fでは、従来機種に比べカラー出力速度(A4ヨコ)を毎分51枚から60枚に高速化。ファーストコピータイムもモノクロ約2.9秒、カラー約4.5秒と高速化を実現。人感センサーの搭載により、複合機に近づいてくる人を検知し、使用者かどうかを予測したうえでスリープモードから素早く自動復帰する。

 画質面では、耐久性と転写性を向上させた新開発のCS(Consistently Stable)トナーの採用により、大量に出力しても色味変化の少ない安定した高画質を実現。新しい色設計の採用により、色鮮やかでくっきりした画質を実現し、オフィス文書に求められる高品位な出力を提供する。

 給紙カセット内の構造を見直し、カセット内で用紙を横送りする機構を追加した「大容量カセットペディスタル・A1」(別売)を新たに用意。従来製品と同じサイズで、A4用紙の給紙容量が従来比約2.1倍となる2850枚の大容量給紙を実現した。

 また、「ステイプルフィニッシャー・Y1/中綴とじフィニッシャー・Y1」(別売)は、内部の構造を改良することで従来製品に比べて稼働音を低減するとともに、幅方向に省スペース化を実現。ファイリングに便利なパンチ穴をあける「2/4穴パンチャー・ユニットA1」(別売)をフィニッシャー内に内蔵することができ、すべてのフィニッシャーにおいて「針なしとじ」「針とじ」(自動/マニュアル)機能を搭載した。

三柳 英樹