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NEC、ビジネス・教育向けPC 11タイプ30モデルを発表 ディスプレイ背面に装着可能な小型PCなど
(2016/5/13 13:00)
日本電気株式会社(以下、NEC)は13日、ビジネス・教育向けPC新製品11タイプ30モデルを販売開始すると発表した。全モデルでWindows 10 Proを利用でき、多くのモデルでWindows 8.1 Professional、Windows 7 Professionalへのダウングレードに対応する。出荷は5月18日より順次開始する予定。
新製品のうち注目されるのは、幅が約34.5mm、体積が約1Lという小型筐体を採用し、ディスプレイマウント・ブラケットを用いることで対応ディスプレイの背面に搭載できるデスクトップPC「MateタイプMC」。PC本体と合わせてディスプレイ背面へ搭載可能な外付け光学ドライブも用意されているので、PC本体と別に外付け光学ドライブを利用する場合でも省スペース化を実現できる。
また、キーボードによる遠隔操作での電源オンに対応し、ディスプレイ背面や手の届きにくいスペースに本体を設置していても、着席したままでPCを起動できるとのこと。さらに、セキュリティチップの標準搭載や、電源オフの状態でもUSB接続機器へ給電できる「パワーオフUSB充電機能付きUSBポート」をはじめとした6つのUSB 3.0ポートなどにより、セキュリティ・運用性も向上している。
価格は15万8400円(税別)から、出荷開始は5月27日の予定。
また、タブレットPC「VersaProタイプVS」「VersaProタイプVT」では、教育向け文教モデルを新たにラインアップする。NECではこれまでも、教室や校庭、課外授業への持ち運びやすさを意識した軽量化や、デジタル教材の表示の待ち時間を短くするなど基本性能の向上、手書き入力でも小さい文字が書きやすいデジタイザーペンの採用など、さまざまな強化を図ってきたが、長期にわたってタブレットPCを使用したいという教育現場でのニーズを反映。防塵・防滴対応に加え、液晶画面などに直接汚れやキズが付くことを防ぐオプションの専用カバーを用意し、タブレットPC本体とあわせ教育向けとして提供する。
VersaProタイプVSは14万4000円(税別)からで、5月18日からの出荷開始予定。VersaProタイプVTは10万4900円(税別)からで、6月7日からの出荷開始を予定する。
なお、今回は製品の販売期間も変更された。第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Skylake)搭載モデルでは、マイクロソフトによるWindows 7/8.1のサポート期間が短縮されてしまう。そこで、OS本来のサポート期間が提供される第4世代/第5世代のIntel Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell/Broadwell)搭載製品でのWindows 7/8.1モデル提供を、2016年10月31日まで延長するとしている。