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サイオスのリコー複合機向けアプリ、「kintone」への連携に対応

タイムスタンプの自動付与も可能に

 サイオステクノロジー株式会社(サイオス)は10日、リコーの複合機向けアプリケーション「Speedoc for RIOCH」の新版「SpeedocV3 for RICOH」を、5月11日より提供開始すると発表した。

 「Speedoc for RICOH」は、リコー製の複合機上で動作するアプリケーション。紙の文書を電子文書データに変換するとともに、デジタル変換された文書データをさまざまなソフトウェアで再利用できるようにしている。また、Office 365やGoogle Driveへ複合機から直接ファイルを登録できる機能も開発・提供を行ってきた。

 今回の新版では、クラウド環境連携として、新たにサイボウズの業務アプリクラウド「kintone」への連携機能が追加され、kintone上のアプリケーションに対して、スキャンしたデータを登録可能になった。これにより、拠点間のデータ共有や業務アプリケーションでのデータ再利用が円滑にできるなど、業務効率の向上につながるとしている。

 さらに、スキャンした書類の真正性を担保するために、タイムスタンプの付与に対応した。タイムスタンプは、スキャン保存後に即時付与される。

 価格は、SpeedocV3 for RICOHが7万円、タイムスタンプオプションが初期費用2万円、年間費用6万円(月間1000スタンプ)から。なお、同オプションの利用には、別途、設定指導料と保守料も必要になる。

石井 一志