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MS、既存アプリのAzureによるクラウド化を支援する「クラウドスターターパック」を提供

 日本マイクロソフト株式会社は7日、国内のソフトウェアベンダーが提供している既存アプリケーションのMicrosoft Azure上でのクラウド化を支援するために、クラウド環境の提供、技術トレーニング、アプリケーション移行支援サービス、クラウド対応後のプロモーション支援をセットにした「クラウドスターターパック」の提供を4月11日より開始すると発表した。

 マイクロソフトでは、従来型のアプリケーションを提供しているソフトウェアベンダーの多くもクラウドへの対応を検討し始めているが、移行にあたってはビジネスモデルの変更や技術的な検討事項、評価検証環境の構築など、検討すべき様々な課題に対して障壁を感じているケースもあると説明。こうした企業に対して、アプリケーションのクラウド化支援をセットで提供する。

 クラウドスターターパックの価格は320万円(税別)。5月31日までの早期申込み企業に対しては、特別価格の200万円(税別)で提供する。

 パックには、オンサイトによるAzure技術トレーニング(3日間)、アプリケーション移行支援、クラウドプラットフォーム環境(Microsoft Azureボリュームライセンス契約)、マイクロソフトによるソリューションの販売プロモーションが含まれる。アプリケーション移行支援策では、クラウド化に必要なビジネスコスト・期間・タスク・体制などのシミュレーション支援を行う「ビジネス支援」か、検証項目などの作成、QA対応(チケット制)による技術支援を行う「技術支援サービス」のいずれかが選択できる。

三柳 英樹