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CTCテクノロジー、障害検知を自動化するシステム保守サービス「Avail-I」

保守対応の負担と復旧までの時間を削減

 シーティーシー・テクノロジー株式会社(以下、CTCテクノロジー)は5日、システム保守サービス「Avail-I(アベイルワン)」を提供開始すると発表した。マルチベンダー環境での障害検知・切り分けのためのログ収集を自動化し、効率的なシステム保守を実現するという。価格は年額120万円(税別)から。

 Avail-Iは、障害の検知や切り分けのためのログ収集など、障害発生に伴うシステム管理者の業務を自動化するサービス。顧客のサイトに設置した自動ログ収集サーバーを通じ、障害対応に必要となる機器情報(ホスト名、機種名、S/N、OS、死活状況)を定期的に収集するほか、システムに生じるイベントを監視して、障害や異常を検知した際には一次切り分けに必要なログを自動で収集し、CTCテクノロジーの管理サーバーに送信する。

 障害発生のインシデントの発行からクローズまでを一元管理しており、障害イベントと自動収集したログを調査して障害機器を特定し、保守契約に準じて保守エンジニアが障害対応を実施する仕組み。顧客側で障害を切り分けたり、保守窓口に問い合わせたりする必要がなく、自動化されていることで、復旧までの時間を短縮できるのがメリットという。
 加えてCTCテクノロジーでは、製品や脆弱性に関連する警告情報(アラート)の有無を調査して提供。また、顧客専用のポータルサイトをインターネットで提供し、インシデント情報や機器情報を確認できるようにしている。

 同社では、企業の情報システム部門を対象に営業展開する考えで、3年間で300件の提供を目指している。

石井 一志