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KDDI、閉域網経由でのクラウドストレージ利用に対応 容量に応じた新料金プランも

 KDDI株式会社は28日、法人向けクラウドストレージサービス「KDDI ファイルストレージ」において、イントラネット接続機能と、契約容量に応じた新料金プランを提供すると発表した。

 「KDDI ファイルストレージ」は、インターネット経由でファイルストレージを利用可能なクラウドサービス。ファイルサーバーの置き換えやファイル共有環境として利用でき、PCのみならずスマートデバイスにも対応する。

 今回は新たに、インターネット接続での利用だけでなく、企業向け広域データネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」を通じたイントラネット接続を行えるようになった。インターネットを経由せず、より安全な閉域網で使えるため、秘匿性の高いファイル共有でも安心して利用できるという。さらに、リモートアクセスサービス「KDDI Flex Remote Access」を組み合わせれば、auスマートデバイスからもセキュアに閉域接続が可能とのこと。

 イントラネット接続の価格は契約ごとに5万円で、別途KDDI Wide Area Virtual Switchの料金が必要になる。

 また料金プランについては、従来のID単位に加え、契約容量単位のプランを選択可能になったことで、接続方法(インターネット/イントラネット)、ID単位、容量単位の料金プランを組み合わせ、ユーザーの利用法に応じた最適な料金プランを選択できるとしている。

 価格(イントラネット接続料含む)は以下の通り。

項目初期料金月額料金上限ID数容量追加
10GBプラン
(上限100GBまで)
0円6万9800円300ID2万円/10GB
100GBプラン
(上限1TBまで)
0円18万円1000ID8万円/100GB
1TBプラン
(上限2TBまで)
0円60万円5000ID8万円/100GB

石井 一志