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プロアクシア、Microsoft Azureを用いてセキュアなクラウドストレージを構築するアプリケーション

 プロアクシアコンサルティング株式会社は22日、Microsoft Azureベースのクラウドストレージ環境を構築するアプリケーション「Cloud Storage Light」を発表した。またあわせて、このアプリケーションとOffice 365のSharePoint Onlineとシームレスに連携させる「Cloud Storage Light for SharePoint」も提供する。

 Cloud Storage Lightは、企業がセキュアに利用できるクラウドストレージ環境を構築するためのアプリケーション。データの保管場所としてMicrosoft Azureのストレージを利用し、最低3つのストレージへデータを安全に保管する。また、地理冗長ストレージ(GRS:Geo Redundant Storage)を利用すると、数百km離れたデータセンターにも、3つのコピーが保管されるとのこと。

 企業で安心して利用できるよう、セキュリティを高める仕組みを用意しているのも特徴で、通信の暗号化・データの暗号化に加え、ダウンロード時のパスワード自動付与や、コンテンツ保護(Microsoft RMS)の機能を利用可能にしている。

 さらに、ストレージハブ機能によって、自身のクラウドストレージの機能にさまざまなストレージを統合でき、Azure Blob以外にファイルサーバーやSharePoint上のファイル、OneDriveを統合して1つのストレージに見せること可能。全文検索やアクセス権設定、セキュリティ機能を統合して提供できるとした。

 クライアントは、Webブラウザ経由で利用するPC、スマートフォン、タブレット用のインターフェイスを備えるほか、PC向けにはエクスプローラーに似たアプリケーションを用意し、ダウンロードやアップロードをすることなく直接ファイルの操作を行えるようにしている。

 一方のCloud Storage Light for SharePointは、ストレージハブ機能で統合可能なストレージとして、SharePointとの連携を強化したもの。SharePoint Onlineからシームレスに利用でき、Webパーツから自社のファイルサーバーへのアクセス可能になる。

 Cloud Storage Lightの価格は、スタンダード版で180万円から。

石井 一志