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NECと米Juniper、NFVソリューションの提供で協業強化

 日本電気株式会社(以下、NEC)と米Juniper Networks(以下、Juniper)は16日、グローバルでの協業関係を拡大し、NFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能仮想化)ソリューションの提供において提携すると発表した。

 このソリューションでNECは、ミッションクリティカルシステム構築技術を活用したクラウド基盤(IaaS)「NEC Cloud System」と、通信事業者向け通信運用管理システム(OSS/BSS)、統合運用管理ソリューション(MANO)、システムインテグレーションノウハウなどを提供。これらと、Juniperの通信機器、仮想ルータ「vMX」や仮想ファイアウォール「vSRX」などの仮想ネットワーク機能(VNF)を組み合わせる。

 例えば、NECはvCPE(顧客宅内通信機器の仮想化)ソリューションにJuniperのNFV対応機器とソフトウェアを活用。これをNECのOSS/BSSや、統合運用管理ソリューションで運用することにより、導入企業のサービスの迅速化、ネットワーク運用の変革、事業変革や事業運営を支援し、コスト削減に貢献するとした。

石井 一志