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ミラクル・リナックスが日本仮想化技術に出資、OpenStack事業の強化を図る

 ミラクル・リナックス株式会社は7日、OpenStackの導入支援やコンサルティングを手掛ける日本仮想化技術株式会社(以下、VTJ)と資本提携したと発表した。VTJの行う増資の一部にミラクル・リナックスが出資する。

 VTJは、OpenStackを中心とする仮想化技術に特化した独立系企業で、クラウド技術に関する調査研究や、OpenStackの導入支援やコンサルティングを手掛けている。ミラクル・リナックスでは同社とともに、OpenStackと統合システム監視ソフト「MIRACLE ZBX」や運用統合ソフト「Hatohol」を連携させ、オープンソースを最大限に活用したクラウド基盤の運用監視について、共同検証を実施。技術文書の共同作成・公開や技術セミナーなど、協業を行ってきたという。

 今回ミラクル・リナックスでは、VTJとの資本提携により、OpenStack関連の最新情報の収集や検証体制を強化するとのことで、VTJのOpenStack技術とミラクル・リナックスのLinux OS、およびHatoholやMIRACLE ZBXを組み合わせ、ソリューションやコンサルティング、サポートサービスの提供を進めるとしている。

石井 一志