日立ソリューションズ、OpenDaylightを利用した柔軟なネットワーク運用ソリューション

　株式会社日立ソリューションズは3日、オープンソースソフトウェア（OSS）のSDNコントローラ「OpenDaylight」を利用し、物理・仮想のネットワーク環境を統合管理するソリューション「SDNネットワーク運用効率化ソリューション」を発表した。価格は200万円（税別）からで、3月4日より販売開始する。

　このソリューションでは、OpenDaylightに独自のインターフェイスを拡張することにより、SDNに非対応の製品も含めたマルチベンダーの機器、ソフトウェアの集中制御を短期間で実現するという。日立ソリューションズでは、OpenDaylightの開発基盤である「OSGiフレームワーク」を活用した独自の製品開発実績から、複雑なカスタマイズにも対応できるとのこと。

　また、日立の「JP1」などの運用管理ソフトウェアと連携し、既存のネットワーク構成や運用管理方法を変えずにSDNを実現できる点もメリット。必要に応じて、操作性の高い管理者用ポータル画面も提供する。

　さらに、日立ソリューションズのセキュリティ製品と組み合わせることで、ネットワークの監視から異常検知、通信遮断や迂回（うかい）経路の確保までの運用自動化にも、今後対応していく予定。

　導入にあたっては、日立ソリューションズのネットワーク専門技術者が、現在の運用方法やシステム環境に合わせたコンサルティングを実施するほか、導入からシステム移行、保守まで、ワンストップでのサービス提供が可能としている。