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東芝、15nmプロセスMLC NANDを採用したエンタープライズ向けSSDを出荷開始
(2016/2/25 06:00)
株式会社東芝は23日、15nmプロセスで2ビット/セル(MLC)のNAND型フラッシュメモリを搭載したエンタープライズ向けSSD「HK4Rシリーズ」5製品と「HK4Eシリーズ」4製品を製品化し、サンプル出荷を開始したと発表した。
「HK4Rシリーズ」「HK4Eシリーズ」は、東芝で初めて15nm MLC NAND型フラッシュメモリを採用したエンタープライズ向けSSD。2.5型7mm厚SSDで、15nm MLC NAND型フラッシュメモリの搭載により、従来シリーズの2倍の容量の製品を含むラインアップを揃えた。
東芝独自の誤り訂正技術である「QSBC」を採用。複数のエラー訂正回路により、SSD内部で発生するさまざまなエラーに適切に対処することで、効率的でより精度の高い処理を実現する。さらに、パワーロスプロテクションやend-to-endデータプロテクションの機能を搭載することでデータを保護し、信頼性を高めている。
「HK4Rシリーズ」は、1日にドライブの全容量を書き換えできる上限回数であるDWPD(Drive Write Per Day)が1倍で、リードキャッシュやメディアストリーミングサーバーなどの用途に適した製品。記録容量は1920GB/960GB/480GB/240GB/120GBの5種類。
「HK4Eシリーズ」はDWPDが3倍で、メールサーバーやウェブサーバーなどの用途に適した製品。記録容量は1600GB/800GB/400GB/200GBの4種類。各製品の性能は下表の通り。
記録容量 | 120GB | 240GB | 480GB | 960GB | 1920GB |
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シーケンシャルリード(64KB) | 500MB/sec | ||||
シーケンシャルライト(64KB) | 120MB/sec | 270MB/sec | 480MB/sec | ||
ランダムリード(4KB) | 75KIOPS | ||||
ランダムライト(4KB) | 4KIOPS | 10KIOPS | 12KIOPS | 14KIOPS |
記録容量 | 200GB | 400GB | 800GB | 1600GB |
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シーケンシャルリード(64KB) | 500MB/sec | |||
シーケンシャルライト(64KB) | 270MB/sec | 480MB/sec | ||
ランダムリード(4KB) | 75KIOPS | |||
ランダムライト(4KB) | 20KIOPS | 30KIOPS |