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日本オラクル、ホテルなどホスピタリティ業界向けのクラウドサービス「Oracle OPERA Cloud」

 日本オラクル株式会社は18日、ホテル、カジノや複合リゾート施設などホスピタリティ関連企業向けの新しいクラウドサービス「Oracle OPERA Cloud」の提供開始を発表した。

 「Oracle OPERA Cloud」は、ホスピタリティ関連企業に対して、利用客(ゲスト)のプロファイル管理や予約管理、フロントデスク業務など各種の機能を有するサービス。クラウドサービスとして提供することで、必要なITの仕組みをシンプルかつ短期間に導入できる。

 ゲストの好みなどを包括的に管理できるゲストプロファイル管理機能により、パーソナライズされた体験を提供することができ、ゲストのロイヤリティを向上し、ロイヤリティプログラムの会員増に役立つと説明。ホテル向け業務アプリケーションのモバイル対応も実現でき、ホテルのスタッフがモバイル端末を活用して敷地内のどこからでもシステムにアクセスし、円滑にゲストサービスを提供できるようになるとしている。

 旅行代理店やオンライン予約サイトなど宿泊の販売予約チャネル管理を行うオプション機能「Oracle Distribution Cloud」により、円滑な宿泊予約を支援。レストラン業界向けのクラウドサービスである「Oracle Hospitality Symphony」との連携に対応するほか、APIにより売掛・買掛や支払の処理など、バックオフィス業務用アプリケーション、支払管理システムや館内システムとの連携に対応する。

 また、Oracle OPERA Cloudの各種ウェブサービス機能を活用することで、ゲストが利用するモバイルアプリケーションによるカスタマーエクスペリエンス向上も支援すると説明。オラクル・ホスピタリティ、バイスプレジデントのレイ・カーリン氏は、「モバイル対応はホテル業界においても大きな差別化となっています。モバイル端末からすぐに必要な情報にアクセスできることによって、ゲストはよりパーソナライズされたモバイル対応のホスピタリティを求めています。『Oracle OPERA Cloud』は、このニーズに迅速かつ低コストに応えることができます」とコメントしている。

三柳 英樹