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NTT Com、Atlasを直接子会社化しグローバルマネージドサービスを強化

Atlasの社名をNTT Com Managed Servicesに

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は15日、子会社の英NTT Europeが100%保有するスペインAtlas Information Technology, S.A.(以下、Atlas)の株式を、すべて買い取ると発表した。4月1日よりAtlasを直接子会社化するとともに、社名を「NTT Com Managed Services」に変更する。

 Atlasは、特にデータベースのマネージドサービスを強みとしており、アプリケーションを含む広範なICTマネージドサービスを、NTT Europeの子会社として欧州を中心に展開してきた。

 一方NTT Comでは、これまでも、ネットワークやデータセンター、クラウドサービスを中心としたマネージドサービスを提供してきたが、サービス範囲のアプリケーション領域への拡大やグローバル展開の加速が必要と考えていたという。

 今回の直接子会社化は、こうした背景から、これまで欧州を中心に各種アプリケーションやクラウドのマネージドサービスを提供してきたAtlasの能力・経験を、NTT Comグループ全体に取り込み、同サービスを北米やアジアへも積極的に展開することが狙い。NTT Comでは、提供中の統合マネージドサービス「Global Management One」を中心としたマネージドサービスの高付加価値化を、さらに進める考えだ。

石井 一志