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BIGLOBE、DDoS攻撃対策をクラウド型で提供する「Flow分析プラットフォームサービス」

 ビッグローブ株式会社(BIGLOBE)は20日、データセンターや地域ISP事業など大規模なサーバー運用を行っている企業向けに、DDoS攻撃の検知ができる「Flow分析プラットフォームサービス」の提供を開始した。

 「Flow分析プラットフォームサービス」は、通信量やプロトコルなどトラフィックの状況をリアルタイムに把握でき、DDoS検知が可能なFlow分析システム。BIGLOBEが、台湾Genie Networksの専用機器「GenieATM」のFlow分析/DDoS検知システムを、クラウド上で利用できるように構築。ユーザー企業は専用機器の導入なしに、クラウド経由でDDoS攻撃の検知が可能になる。

 中小規模プロバイダー/コンテンツ業者向けに性能を絞り込むことで、月額10万9000円(税別)からの利用を可能にした。また、BIGLOBEとGenieが共同で導入ガイドや設定ノウハウ集を用意し、経験がない技術スタッフでも簡単に運用が始められるようサポートを行う。

 BIGLOBEでは、これまでも大量のトラフィックを扱うデータセンターやゲーム会社、映像を扱うコンテンツ事業者などに、法人向けインターネット接続サービス「BIGLOBE IP トランジットサービス」を提供してきた。こうした事業者へのDDoS攻撃対策支援サービスとして、2年間で30社への導入を目指す。

三柳 英樹