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サイオスのIT運用分析ソフトウェア「SIOS iQ」、トレンドマイクロが採用

 サイオステクノロジー株式会社と子会社の米SIOS Technologyは12日、機械学習技術を導入したIT運用分析ソフトウェア「SIOS iQ」が、トレンドマイクロ株式会社にVMware環境の分析用として採用されたと発表した。

 SIOS iQ は、仮想化インフラの最適化と運用の効率化を目的としてデザインされたIT運用分析ソリューション。コンピュートリソース、ストレージ、ネットワーク、アプリケーションなどシステムに存在する全てを網羅した監視・分析を可能とする様々なデータセットを統合し、機械学習技術を用いた分析エンジンを実装している。

 トレンドマイクロでは、SIOS iQをVMware環境の分析用として採用。また、SIOS iQの将来の製品開発に向けた意見を米SIOSに提供する「SIOS iQ VIPプログラム」への参加も表明した。同プログラムは、製品開発における優先順位付けのために、早期から製品に触れることができ、評価やフィードバックを行うパートナーとして参加できる制度で、次世代製品に対する要望の優先的な採用の機会や、特別価格での提供の機会などが用意される。

 トレンドマイクロのコーポレートテクノロジーおよびEMEA IS部門ディレクターのウィリアム・ダートン氏は、「トレンドマイクロは、お客様と社内のいずれに対してもパフォーマンスと効率性において厳格なサービスレベルを実現しなければなりません。私たちは従来、パフォーマンス問題の根本原因を見つけるために、複数の分析ツールを駆使し、各技術分野の専門家を招集して分析するという伝統的な『ウォー・ルーム』アプローチをとっていましたが、SIOS iQは、私たちに短時間でパフォーマンス問題の根本原因を発見し、解決する手段を与え、IT運用担当者の稼働時間を低減して厳格なサービスレベルを維持することを可能にしてくれました」とコメントしている。

三柳 英樹