丸紅情報システムズ、英TestPlantのソフトウェア開発テスト自動化ツール「eggPlant」を販売開始

　丸紅情報システムズ株式会社（以下、MSYS）は24日、ソフトウェア品質検証ツール専業メーカーの英テストプラント（TestPlant）と国内販売代理店契約を締結し、同社のソフトウェア品質検証ツール「エッグプラント（eggPlant）」の販売を開始した。

　エッグプラントは、PC、スマートフォン、タブレット、大型汎用コンピュータなどの様々な端末で稼働するソフトウェアの機能テスト自動化ツール「エッグプラント・ファンクショナル（eggPlant Functional）」を軸に、テスト用途に応じて8製品をラインアップしている。

　中核製品の「エッグプラント・ファンクショナル」は、ソフトウェアが稼働するOS、ウェブブラウザー、端末の種類にかかわらず、クロスプラットフォームでのテストを自動化する環境を素早く構築することが可能。リモートデスクトップ環境のVNC（Virtual Network Computing）サーバーを活用したテスト自動化技術と、画像認識技術、OCR技術を採用しており、開発者でなくてもわかりやすく、テスト用スクリプトの改修も簡単に行える。

　テスト端末の画面上でテスト手順に従ってアプリケーションを手動で操作すると、独自技術によりその操作手順を記録し、視認性の高いテスト自動化用スクリプトを生成する。次回以降は、生成されたスクリプトに従って、自動で同じ手順の操作を行うことができ、キーボード、マウス、画面を使って操作するアプリケーションであれば、どのような端末上でもテストの自動化を実現する。

　日本語、英語、中国語などの複数言語に対応し、操作画面上のメニューや機能ボタンなどを自動認識し、端末ごとに操作画面上のメニューや機能ボタンの配列が異なる場合にも、ソフトウェアの機能テストにおける省力化が可能。同製品によるテスト自動化により、人的ミスの排除、テスト工数の削減、テスト期間の短縮、製品リリースの迅速化が図れるとしている。