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SRA OSS、PostgreSQLベースで透過的データ暗号化機能を搭載した「PowerGres Plus V9.4」販売開始

 SRA OSS日本支社は24日、オープンソースデータベースのPostgreSQLをベースに、信頼性とセキュリティ機能を追加した「PowerGres Plus V9.4」の販売を開始した。

 PowerGresは、PostgreSQLをベースに、サポートサービスとGUI管理ツールを追加し、トランザクションログの二重化など独自の拡張を加えた製品。

 最新版となるPowerGres Plus V9.4はPostgreSQL 9.4をベースにしており、透過的データ暗号化(TDE)を中心とした機能拡張を実施。AESを用いて、データベースに格納するデータやバックアップデータ、トランザクションログ、一時ファイルを暗号化でき、データは自動的に暗号化、復号されるため、アプリケーションが暗号化を意識する必要がない。性能面でも、Intel Xeonプロセッサの5600番台以降に搭載されたAES-NI命令を活用することで、暗号化と復号のオーバヘッドを極小化している。

 価格(税別)はLinux版、Windows版とも同額で、1CPU・1サーバー初年度サポート込みの場合、ビジネスタイムサポートが22万8000円、プレミアムサポート(フルタイム)が47万8000円。対応OSは、Red Hat Enterprise Linux 7/6、CentOS 7/6、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2、Windows 8.1/8/7(いずれも64bit版)。

三柳 英樹