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MS、2016年1月に古いIEのサポートを終了、最新版への移行を呼び掛け

 日本マイクロソフト株式会社は9日、最新ではないバージョンのInternet Explorer(IE)のサポートが、2016年1月13日(米国時間)で終了となることについて、改めてアナウンスし、ユーザーに注意を促した。

 IEについてはこれまで、OSの出荷時に搭載していたバージョンから最新版まで、すべてのバージョンをサポート対象としていた。一方で、セキュリティの観点からは最新版を利用することが望ましいとして、Windows Updateを通じたIEの最新版への自動アップグレードを2012年1月に開始。さらに、2014年8月にはサポートポリシーを変更し、2016年1月以降は各OSの最新版のIEのみをサポート対象とし、古いバージョンのIEについてはサポートを終了すると発表していた。

 古いバージョンのIEについては、2016年1月12日(米国時間)に公開されるセキュリティ更新プログラムが最後の提供となり、以降はセキュリティ更新プログラムは提供されない。

 マイクロソフトでは、IEの潜在的な脆弱性を日々修正しているが、提供当時の環境を前提として開発された古いバージョンのIEでは年々進化しているセキュリティの脅威に対応することが難しくなっていると説明。ユーザーに対して、最新バージョンのIEへのアップグレードを求めている。

 IEの最新バージョンはOSごとに異なる。サポート対象となるWindowsとIEの組み合わせは以下の通り。たとえば、Windows 7の場合はIE 11のみがサポート対象となり、IE 10/9/8のユーザーはIE 11に移行する必要がある。

WindowsプラットフォームInternet Explorerバージョン
Windows Vista SP2Internet Explorer 9
Windows Server 2008 SP2Internet Explorer 9
Windows 7 SP1Internet Explorer 11
Windows Server 2008 R2 SP1Internet Explorer 11
Windows 8Windows 8.1にアップデートが必要
Windows 8.1 UpdateInternet Explorer 11
Windows Server 2012Internet Explorer 10
Windows Server 2012 R2Internet Explorer 11

三柳 英樹