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ストレージクラフトの「ShadowProtect SPX」、バックアップイメージからのHyper-Vシステム起動が可能に

 ストレージクラフト テクノロジー合同会社は24日、バックアップソフトウェア「StorageCraft ShadowProtect SPX」の「VirtualBootテクノロジー」が、Microsoft Hyper-Vに対応したと発表した。

 ShadowProtect SPXは、Windows、Linuxに両対応するバックアップ/リカバリソフトウェア。仮想・物理マシン上のWindowsシステムとLinuxシステム、あるいはそれらの混在環境に対し、バックアップとリカバリ、データ保護、システム移行などを行うことができる。

 同製品では標準機能として、緊急時などにバックアップイメージを代替環境として仮想マシンを起動させ、数分でフォールバックできるVirtualBootテクノロジーを搭載している。従来、この機能はWindows上で動作するOracle VirtualBoxにのみ対応していたが、今回はWindows Server 2012 R2 Hyper-Vに対応。同環境で動作するWindowsシステムの起動が可能になった。

 ShadowProtect SPXのインターフェイスから、Hyper-V上に保護されたシステムを迅速に起動でき、リカバリに要する時間を短縮できるほか、本番環境のシステムに対する変更をHyper-Vのホスト上で、オフラインでテストし、迅速に本番環境に適用する、といったシーンでも利用可能とした。

石井 一志