ニュース

ネットアップ、東京オフィスにSAPコンピテンス・センターを開設

 ネットアップ株式会社は12日、「NetApp / SAPコンピテンス・センター」を同社東京オフィス検証センター内に開設すると発表した。ストレージ専業ベンダーとしては日本で唯一、ネットアップとしてアジア太平洋地域で初のSAPコンピテンス・センターになるという。

 開設するSAPコンピテンス・センターには、ネットアップが提供するディスクストレージ製品やオールフラッシュアレイに加え、協力パートナーであるシスコシステムズ合同会社や富士通株式会社から提供されるサーバー製品、レッドハット株式会社から提供されるソリューションなどを検証環境として導入する。

 ネットアップでは、新たに開設するセンターを通じて、SAP環境を利用する日本の顧客向けに、ネットアップのデータ管理ソリューションとSAPのソリューションを組み合わせたインフラの検証環境を提供するほか、日本の顧客特有のニーズに応えるネットアップとSAPの連携ソリューションの検証などを行う予定。また、顧客やパートナーがSAP環境導入前の動作やパフォーマンスの検証、サイジングにセンターを活用できるようにすることで、迅速かつ確実なSAPシステムの導入を支援する。

 また、クラウド環境向けの検証環境や連携ソリューションの開発なども行う予定で、ネットアップが掲げる将来のデータ管理ビジョンである“Data Fabric”を実現するためのバックアップ/災害復旧(DR)ソリューションや、クラウドを活用したアプリケーション開発環境など、データの場所や利用環境を問わないSAP環境全体での顧客の効率的かつ柔軟なデータ管理を支援するとしている。

三柳 英樹