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CLUE、ドローンを活用する事業者向けのデータ管理クラウドサービス「DroneCloud」

 株式会社CLUEは9日、ドローンを活用する事業会社向けに、データやプロジェクトを管理するクラウドサービス「DroneCloud」の提供を開始した。

DroneCloud

 ドローンによって得られた写真や動画などのデータ管理、飛行ログの管理のほか、プロジェクト管理の機能を提供するクラウドサービス。データ管理では、飛行計画書やプロジェクト概要などの書類をアップロードし、チームメンバー間で簡単に共有が可能。飛行ログ管理では、飛行を実施するごとに、飛行させた場所や日時、当日の天候や利用した機体、操縦者など、記録しておくべきデータを一元管理し、プロジェクトメンバーで共有できる。

 プロジェクト管理では、業務に応じてプロジェクトを作成し、実施期間や責任者、関わるメンバーや利用する機体などを順次アサインしながら管理が可能。プロジェクトの進捗状況も一目で確認できる。

 利用料金は月額定額制で利用が可能。最も安価な月額9800円(税込)の「BASIC」プランは、ストレージ容量30GB、ダウンロード容量月間30GB、メンバー最大3人。

 今後は、クラウド上でのデータ加工ソリューションの提供や、各メーカーの機体のAPIやSDKとの連携による飛行データのシームレスな収集を目指す。また、国内では航空法改正に伴い、ドローンの業務活用時に飛行禁止区域の確認や事前の許可申請、機体の登録などの煩雑な手順を踏む必要が出てくるが、そうしたワークフローのサポートシステムを構築することで、企業が円滑にドローンを活用できるようにしていくとしている。

三柳 英樹