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Dropbox、大規模企業向けの「Dropbox Enterprise」を提供開始
(2015/11/5 16:42)
米Dropboxは4日、米国本社で開催した法人顧客向けイベント「Dropbox Open」において、大規模な企業・組織を対象とした新しいサービス「Dropbox Enterprise」の提供開始を発表した。日本での提供については現在準備中。
Dropbox Enterpriseは、従来の「Dropbox Business(旧称:Dropbox for Business、ビジネス向けDropbox)」と同様のセキュリティ機能や管理者向け機能に加え、詳細管理機能や大規模組織向けのサービスやサポートを提供する。
社員が既にDropboxの個人用アカウントを使用している場合も、ドメイン認証とアカウント一括管理機能により、ユーザーをエンタープライズ用アカウントに移行させることができる。
また、企業情報の管理機能として、Dropboxの使用状況をより詳しく把握できるドメインインサイト機能、社員が外部の作業相手とどのようにDropboxを利用しているのかを監視できるコラボレーションインサイト機能などを提供する。
既存のシステムやワークフローとDropboxをシームレスに統合するため、Dropbox APIへの無制限のアクセスも提供。カスタム統合を構築する場合には、Dropboxのプラットフォームチームからサポートを受けることもできる。
今回のリリースに伴い、Dropboxでは新しいセキュリティ機能として、退職した社員に関する処理を柔軟に行えるユーザーの使用停止機能、チームの管理者が社員のアカウントにログインすることができる代理ログイン機能、共有リンクページに企業のロゴを追加できるカスタムブランド設定の3つの機能を発表。現時点では、新機能を正式リリースに先立って試用できる法人向けの「先行アクセス」登録ユーザーを提供として、これらの機能が提供される。