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TIS、システム共通基盤「intra-mart」の導入・活用を支援する「FAST TRACK」サービス

AWSのクラウド環境を利用

 TIS株式会社は26日、株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート(NTTデータ・イントラマート)のシステム共通基盤「intra-mart」の導入・活用を支援するサービス「FAST TRACK」を発表した。

 FAST TRACKは、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービス上に、セットアップ済みの即時利用できる状態でintra-mart環境を提供するサービス。業務システムの一部機能などを部品化したIM-BIS部品テンプレート、業務テンプレート、さらにはExcelデータ取り込みソリューションや共通マスタ連携ソリューションといった、intra-martと連携するパートナーソリューションも取りそろえており、企業の業務システム開発におけるコスト削減や開発期間の短縮を実現できるという。

 また、外部クラウドサービスとの連携が可能なAPIを提供。intra-martの業務システムと、ファイル共有サービスやCRMといったクラウドサービスを簡単に連携できるので、業務に必要なシステムを自社で開発する必要がなく、システム導入・管理コストの削減や開発期間の短縮を行えるとのこと。

 加えて、intra-mart導入を検討する企業には、手軽に試用・導入を検討できる導入支援サービスを提供する。具体的には、占有環境を2週間無償で試用できる「AWS Test Drive for FAST TRACK」と、実アプリケーションの開発・検証やパートナーソリューションの試用を3カ月間行える、有償の「Starter Pack for FAST TRACK」を用意した。後者の場合、開発したアプリケーションをそのまま本番として移行できるため、スムーズな本格導入に対応する。

 TISでは、業務プロセスの効率化などを検討する中・大規模企業向けに提供したい考えで、2018年度末までに50社への導入を目標としている。また今後は、部品テンプレート群や業務テンプレート、パートナーソリューションを拡充するなど、FAST TRACKのサービスメニューを拡充する計画だ。

 価格は、「Starter Pack for FAST TRACK」の場合、想定ユーザー数50名未満のCompactプランが25万円、同50名以上のStandardプランが30万円。Starter Packでの導入検証後の本格導入をTISが支援する「Actual Plan for FAST TRACK」は、契約期間に応じて設定された月額金額をベースに、ニーズに合わせた料金プランを提案するとしている。

石井 一志