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日立Sol、Windowsクライアント向けの自律型ジョブ自動化ソフト

 株式会社日立ソリューションズ(日立Sol)は、WindowsのクライアントOSを搭載したPCやスマートデバイスを含む機器向けの自律型ジョブ自動化ソフトウェア「Job Control Platform for Windows 7/8/10」を、10月16日より提供開始する。

 「Job Control Platform for Windows 7/8/10」は、WindowsのクライアントOSを搭載したPCやスマートデバイスをはじめ、産業用コンピュータやPOS、ATM、デジタルサイネージといった機器上の業務をジョブとして定義し、自動化できるソフトウェア。同製品をインストールした機器では、画面上でのドラッグ&ドロップ操作で、個々の業務や複数の業務の組み合わせをジョブとして定義し、自動的に実行できる。

 定義可能なのは、実行日や実行時間を指定したスケジュール実行や、ファイル作成などイベントを契機にしたジョブの自動実行など。先行業務の結果を判定して後続を実行するなど、実行順序の制御にも対応する。

 また、従来の集中管理のように、サーバーからの指示によってエージェント側の端末がジョブを実行するのではなく、機器単独での自律的な実行が可能。ジョブを定義して各機器に配布しておくことで、その後はルールに従って単独で業務を自動実行できる。

 さらに、単独で動作している機器を必要に応じて連携させることも可能で、複数の機器を1つのグループとして連携させ、業務を実行できるとした。

 加えて、サーバー上で稼働する日立のジョブ管理ソフトウェア「JP1/Automatic Job Management System 3」(以下、JP1/AJS3)と連携するオプションも提供。JP1/AJS3に定義された業務の中に「Job Control Platform for Windows 7/8/10」のジョブを組み込むことで、PCなどの機器とサーバーを連携した業務の自動化にも対応し、システムの一連の業務を自動で実行できるようになることから、システム全体の運用の効率向上を実現するとのこと。

 価格(税別)は、「Job Control Platform for Windows 7/8/10」が30ライセンスで98万円、追加10ライセンスが32万円。JP1/AJS3との連携オプション「Job Control Platform Option for JP1/AJS3」が28万円となる。

石井 一志