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サイバートラストとJMAS、iOSのセキュアブラウザーとデバイス証明書を連携

 サイバートラスト株式会社と株式会社ジェーエムエーシステムズ(以下、JMAS)は8日、端末を厳格に認証する「サイバートラスト デバイス ID」と、JMASのセキュアブラウザー「KAITO for iOS」の連携を発表した。すでに連携済みのAndroid端末に加え、iOS端末でもセキュリティを確保したアクセス環境の構築が可能になった。

 「サイバートラスト デバイス ID」は、会社が許可した端末を厳格に認証し、安全なネットワークアクセスを実現するマルチデバイス対応のデバイス証明書管理サービス。マルチデバイス、マルチネットワーク環境において、不正端末からのアクセスを防止し、安全に情報資産を活用できる共通の端末認証基盤を実現する。

 連携では、サイバートラスト デバイス IDの認証局が発行するデバイス証明書と、端末にデータを残さないことでデータが漏洩するリスクを低減するセキュアブラウザー「KAITO」を組み合わせることで、デバイス証明書を「許可した特定のiOSデバイス」のKAITOに、安全・確実にインストールできる。企業は、ログイン時のパスワード認証とデバイス証明書による二要素認証を行うことでセキュリティ強度が高まり、セキュリティ対策が必要な業務やBYODに対応できるなど、企業のビジネスの拡大や効率化、ビジネスのスピードアップなどに貢献できるとしている。

 サイバートラストとJMASでは、端末にデータを残さないiOS向けセキュアブラウザーと、端末を認証するデバイス証明書の連携は国内初の取り組みと説明。これまで企業などでiOS端末をBYODで利用する際に課題となっていた、デバイスの認証の問題やデバイス管理のための煩雑な手間、BYOD環境で高度なセキュリティを実現するためのコストの問題など、さまざまな課題を解決するとしている。

三柳 英樹