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NTT Com、「OCN DDoS対策サービス」をリニューアル、DDoS攻撃の自動緩和機能などを追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は1日、提供中の企業向けネットワークセキュリティ「OCN DDoS対策サービス」の機能を拡充し、提供エリアを全国に拡大した。

 機能拡充では、独自開発のトラフィック解析ツールを活用した、完全自動のDDoS攻撃緩和機能およびリアルタイムレポートを提供。OCN網内の攻撃緩和装置により、DDoS攻撃による不正なトラフィックを破棄し、正常なトラフィックのみを通過させる。特定のIPアドレスとの通信などを遮断するパケットフィルタリング機能も追加した。

「緩和機能」の詳細

 また、ニーズに合わせて、「DDoS防御オプション」と「DDoSフィルタリングオプション」の2つのメニューから選択できる形にサービスメニューを変更。初期費用と月額料金も従来に比べて値下げした。

 「DDoS防御オプション」では、DDoS防御装置とトラフィック解析ツールを連動させることで、DDoS攻撃の監視・検知から防御発動までを完全自動化。これにより、顧客のDDoS攻撃対策のフルアウトソース化を実現する。また、顧客の要望に応じて検知・防御のしきい値をカスタマイズするオプションメニューも提供する。価格(税別)は、初期費用が5万円、月額料金は100Mbpsの場合で35万円、1Gbpsの場合で70万円。

 「DDoSフィルタリングオプション」は、DDoS攻撃の緩和機能以外の機能が利用可能。価格(税別)は、初期費用が5万円、月額料金が20万円。

三柳 英樹