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NEC、2つの回線を自動で切り替える法人向けデュアルモバイル回線サービス

 日本電気株式会社(NEC)は18日、2つのモバイル回線をキャリアの電波状況に応じて自動的に切り替え、安定した通信環境を提供する法人向けサービス「デュアルモバイル回線サービス」の販売を開始した。

デュアルモバイル回線サービス利用イメージ

 NECの法人向けモバイル回線サービス「モバイルクラウド(MVNO)サービス」のau回線とBIGLOBE(ドコモ)回線を、ワイヤレスVPNルーター「UNIVERGE WA1511」またはアクセスポイント付VPNルーター「UNIVERGE WA2611-AP」と組みあわせて提供するもの。2回線を活用することで、モバイル回線を冗長化し、ルーター設置の柔軟性や回線コストの最適化を実現する。

 建設現場など壁や障害物などが日々変化する環境や、スーパーなどの小売店舗、事務所等における業務ネットワーク構築に最適で、固定とモバイル回線を組み合わせて利用する場合と比較して、コスト低減やネットワーク機器の柔軟な設置が可能だとしている。

 サービスメニューと価格(税別)は、「デュアルキャリアプラン」はメイン回線の月間通信容量が7GB(WiMAX 2+/LTE)、バックアップ回線が無制限(通信速度上下最大256kbps)で、初期費用が12万円、月額4000円。メイン回線の月間通信容量がWiMAX 2+については無制限となる「デュアルキャリアプランEX」は、初期費用が12万円、月額4700円。

 上記価格はVPNルーター「UNIVERGE WA1511」を選択した場合のもので、無線LANアクセスポイント機能を内蔵した「UNIVERGE WA2611-AP」も選択した場合は初期費用が14万2000円となる。最低利用期間は2年間で、解約の申し入れがない場合、2年間の自動更新となる。

三柳 英樹