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網屋、安定性・処理性能が向上したサーバーアクセスログ管理ツールの新版「ALog V7」

 株式会社網屋は、サーバーアクセスログ管理製品「ALog ConVerter」の最新版「ALog V7」を、10月1日にリリースすると発表した。

 ALog ConVerterは、エージェントを必要としないサーバーアクセスログ管理ツール。ファイルサーバーへのデータアクセスや、ドメインログオンなどの操作をサーバーのイベントログから取得し、独自技術による検索分析、軽量のログファイルへの圧縮保管を可能にしている。

 今回の新版では、従来の機能はそのままにすべてのプログラムを見直し、プログラムのスリム化を行った。このアーキテクチャ刷新により、ログ変換、ログ検索などの処理性能やシステムの安定性が向上したほか、プログラムのスリム化により、メンテナンス性が向上し、より高いサポート品質を実現したという。

 またALog ConVerter for Windowsでは、ユーザー名にIPアドレスが追加されるといった、より詳細な内容を、アクセスログとして保存可能にした。例えば、「アクセス元のマシン名/IPアドレス」「どこからログオンしたか(RDPログオンなど)」「ログオン失敗時の理由(パスワード入力ミスなど)」といったことが取得可能になり、1行のアクセスログから得られる情報が増えたため、より細かな分析/レポーティングが可能になっている。

 さらに、これまではOSやデータベースごとに独立していた製品プログラムを、1つのアプリケーションに統合。監視対象とするサーバーの種別に関係なく、一度でインストール作業を完了できるようにした。インストール後の監査設定などもALog上からできるため、これまで以上に導入が容易になっている。

 管理面では、ログ検索用の「アクセスログ検索システム」と運用管理用の「ALog管理コンソール」を統合し、1つのGUIで操作可能にした。ログの検索やレポーティング、対象サーバーの登録など、あらゆる操作をホームメニューから実行できる。

刷新したGUI

石井 一志