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セタ・インターナショナル、日本企業のベトナム進出を支援するサービス

 株式会社ビットアイルのグループ会社である株式会社セタ・インターナショナルは14日、企業のベトナム進出を支援するサービスを、同日より日本企業に向けて提供開始すると発表した。

 セタ・インターナショナルは2011年より、日本市場向けに特化したオフショア開発事業をベトナムのハノイとダナンで展開している。一方、技術者を中心とした日本国内の労働人口の不足やアジア市場の拡大などを背景に、ベトナム進出を検討する企業が増えているが、現地の市場環境・税制・法制度に関する情報提供に加え、現地でのIT環境構築など、ベトナム進出を総合的に支援することが求められていたという。

 そこでセタ・インターナショナルでは、ベトナムやカンボジアでのビジネスに精通した会計事務所系コンサルティングファームのI-GLOCALグループと協業し、ベトナム進出支援サービスを提供することにした。同社がベトナムでの事業展開の過程で得た、現地法人設立、人材採用、組織整備などの支援を行うほか、現地法人のIT環境の管理サポートや現地企業とのネットワーク構築などの経験とノウハウを提供する。

 具体的には、現地法人設立にかかわるコンサルティング・手続き支援、現地スタッフの採用や現地法人設立後の人材採用戦略支援、財務経理などバックオフィス業務のアウトソーシング、現地システムの開発運用、現地法人のIT環境整備やIT管理支援をはじめとしたIT-BPOサービスなど、さまざまなサービスメニューを用意した。

 さらに、以前よりセタ・インターナショナルが提供してきたラボ型開発と、今回のベトナム進出支援サービスをあわせて提供することで、ベトナムでのIT子会社設立を検討している企業へ、法人設立・体制構築からの支援や、現地へのビジネス進出を検討している企業への事前調査、法人設立、現地でのIT環境整備やIT戦略の実現など、幅広い要望に対応できるとしている。

石井 一志