パロアルト、最大スループット200Gbpsの大規模向け次世代FW「PA-7080」

　パロアルトネットワークス株式会社（以下、パロアルト）は10日、最大200Gbpsのスループットを提供する次世代ファイアウォール「PA-7080」を発表した。

　PA-7080は、大企業および通信事業者向けの次世代ファイアウォール。ネットワーク、セキュリティ、コンテンツ検査、管理用におよそ700の特定機能向けプロセッサを備えており、最大200Gbpsのスループット、すべてのセキュリティ機能を有効にしても100Gbpsのスループットを実現できるという。

　また、パフォーマンスやキャパシティの必要に応じてプロセッシングカードを追加でき、追加時には新しいコンピューティングリソースを自動的に割り当てられる仕組みにより、柔軟な拡張性を提供。さらに、脅威インテリジェンスクラウド「WildFire」、アドバンスドエンドポイントプロテクション「Traps」と連携することで、ネットワーク、クラウド、端末を包括的に防御し、脅威防御機能を自動化する、エンタープライズセキュリティプラットフォームを実現できるとした。

　加えてバーチャルワイヤ、レイヤ2/3の各ネットワークをサポートし、シンプルな管理や簡略化されたライセンス体系、インテリジェントなトラフィック管理を組み合わせた高可用性モードを利用可能。NEBS（Network Equipment Building Systems）準拠、front-to-back（前面吸気背面排気）冷却を標準機能として提供するほか、AC/DC電源オプションも用意されている。