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ネットワールド、企業向け統合モバイル管理「AirWatch」の導入支援サービス

 株式会社ネットワールドは24日、ヴイエムウェアのエンタープライズモビリティ管理(EMM)製品「AirWatch by VMware」(以下、AirWatch)の導入サービスを提供開始すると発表した。

 AirWatchは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで利用するアプリケーション、コンテンツ、メール、ブラウザなどを統合管理できるソリューション。管理サーバーの機能をクラウド上で提供するSaaS型や、自社導入のオンプレミス型など、多様な導入形態に対応している。

 今回ネットワールドでは、ヴイエムウェアがSaaSで提供する管理機能とユーザー企業の社内環境とを接続するためのゲートウェイ構築、初期セットアップ、日本語のオリジナルドキュメント提供などにより、EMMの導入を支援するという。

 具体的には、PoC(Proof Of Concept)環境の構築支援を行う「PoC構築支援サービス」、事前ヒアリング、基本構成の決定支援、定例ミーティング、構築立ち会いなどを実施する「設計支援サービス」、事前オンサイトヒアリング、構成内容の確認およびインストールに必要なパラメータの決定、設定シートの作成、各製品・コンポーネントのインストール、動作確認、引き渡し説明などを含む「導入サービス」を用意した。

 なお、当面はユーザー企業における環境の構築・導入サービスを中心に展開するが、今後は、製品の実践的な利用方法習得を支援する「JumpStart」サービス、「運用手順書作成サービス」なども追加する計画だ。加えて、オンプレミス環境のAirWatchについても対応する予定。

 またネットワールドでは、同社が運用しVMware製品のサイジングや見積もり計算、情報収集ができる総合ポータルサイト「Software Defined Concierge」の対象製品にAirWatchを追加。Web上で型番選定、概算見積もり計算を可能にし、販売パートナー各社によるユーザー企業への支援体制を整えたとのこと。

 さらにネットワールドは、AirWatchを社内導入し、営業やマーケティング部門の社員が使用するモバイル端末を一括管理する予定で、導入・運用を通じて蓄積したノウハウや知識をパートナー各社やユーザー企業に提供するとしている。

石井 一志