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NTTデータ、KUMONのグローバル展開を支える情報活用系システムの構築・導入支援を実施

 株式会社NTTデータは21日、株式会社公文教育研究会(以下、KUMON)が全世界に展開する「次世代グローバル基幹系システム(KiDSシステム)」において、情報活用系システムの構築・導入支援を行っていると発表した。8月24日より、新たにシンガポールでの導入が開始される。

 世界48カ国・地域の約2万5000教室において、約430万人の学習をサポートしているKUMONでは、従来、システムやサーバーは各国・地域本社ごとに個別に構築していた。しかし、これらのデータを統一すべく、2012年10月に「グローバルICT戦略室」を設置し、同社のグローバル展開を支える「KiDSシステム」の導入に取り組んできたという。

 NTTデータは、「KiDSシステム」の情報活用系システムにおいて、システム構築だけでなく、世界各国・地域本社とのシステムの仕様調整や、現地へ向けた導入支援を行いグローバルでの業務標準化をサポートしているとのこと。

 なお同システムは、KUMONの指導者の選考と採用をワークフローで管理する「応募者管理システム」や、KUMONと教室の指導者の間で締結している契約のチェックを行い、確実な教室運営をサポートする「応募者管理システム」、教室ごとの情報をすべて一元管理するほか、各教室の指導者・生徒の状況や教室訪問の記録を共有して、組織的な教室サポート活動を支援する「営業管理システム(Global K-Naviシステム)」などから構成されている。

 現在、これらのシステムは、2014年8月のアメリカ・カナダ・メキシコでの開始以来、ヨーロッパ・アフリカエリア、南米で導入されており、アジア・オセアニアエリアのシンガポールが、世界4エリア目、21カ国目の導入になるとのことだ。なお2016年にかけて、その他アジア各国、オセアニア地域などにも導入される予定としている。

石井 一志