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アプレッソとネクストスケープ、EAIツールのMicrosoft Azure連携アダプタを共同開発

 株式会社アプレッソと株式会社ネクストスケープは20日、アプレッソのEAIソフトウェア「DataSpider Servista」において、Microsoft Azure連携用のアダプタ製品を共同開発すると発表した。すでに提供されているMicrosoft Azure向け接続アダプタに4つの機能を追加し、2016年1月よりアプレッソが提供する予定という。

 DataSpider Servistaは、異なるシステム間でノンプログラミングでのデータ連携を実現するソフトウェア。アプレッソでは今回、Microsoft Azureに関する技術力とノウハウを持つネクストスケープと協業し、Microsoft Azureが提供する各種サービスを柔軟に活用するための、クラウドデータ連携接続アダプタを共同開発する。

 現在は、Microsoft Azureにホストされたサービスからメッセージを受信し、DataSpider上のスクリプトを実行する「Azure Service Bus」や、テーブル読み取り、検索系SQL実行、テーブル書き込み、更新系SQL実行といったオペレーションを実行するSQL Databaseの機能を提供している

 新アダプタではこれに加え、NoSQLのDocumentDBに対して、検索・更新・削除を行えるようにするほか、HDInsightインスタンスの起動・停止・ジョブを実行する機能、機械学習に必要なデータの投入とその結果の取得をバッチ型で実行する機能、クラウドサービス間の処理を管理するQueue Storageに対して、送信・受信・削除を行う機能などを利用可能にするとのこと。

石井 一志