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米IBM、Bluemixの強化でストリーミングアナリティクスやDWHサービスの開発者利用を推進

 米IBMは13日(米国時間)、クラウド型のアプリケーション開発プラットフォーム「IBM Bluemix」において、2つの新サービスを提供すると発表した。

 1つ目は、データを即座に分析できる機能を提供する「IBM Streaming Analyticsサービス」。何千ものソースを分析可能で、より効率的かつ容易にデータを可視化できるという。また完全にスケーラブルで、必要に応じてインフラを動的に拡大できることから、開発者は重要なビジネスロジックやアナリティクスの構築に集中するための時間を確保できるとした。現在はオープンβ版として提供されている。

 2つ目は、クラウド型のデータウェアハウス(DWH)サービス「IBM dashDB」。MPP(超並列処理)機能が追加され、より高速な照会処理を可能にしたほか、OracleやNetezzaとの互換性により、dashDB MPPは既存のデータベース資産と容易に接続し、超並列処理クラスタ・アーキテクチャに基づく高いパフォーマンスを達成できるとした。

 なおdashDBは、組み込みのNetezza Analyticsのライブラリや、Watson Analytics、R、Cognos、LookerやTableauなどのサードパーティ製BIツールセットとの統合によって、より難しい問題をすばやく解決できるとのこと。さらに、Twitterデータやオープンデータとも統合でき、DataWorksによるデータの準備をサポートするとしている。

石井 一志