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マイクロソフト、インタラクティブなコンテンツを簡単に作れるOfficeファミリーの新顔「Sway」、一般提供開始

 日本マイクロソフト株式会社は5日、Officeファミリーの新製品となる、コンテンツ制作アプリ「Sway」の一般提供を開始した。Office 365を利用している企業・教育機関のほか、一般ユーザーも無料のMicrosoftアカウントで利用できる。

「Sway」のWindows 10バージョンとなる「Sway for Windows 10」

 Swayは、画像、テキスト、動画を取り込み、ウェブベースのインタラクティブなコンテンツを作成できるOfficeファミリーの新顔。デザインエンジンを内蔵し、コンテンツの表示形式を自動で設定し、統一感のあるデザインに仕上げる。Swayで作成したコンテンツは、スマートフォンやPCなど、さまざまなスクリーンサイズに自動で最適化する。マイクロソフトでは、レポートやプレゼンテーション、ニュースレター、個人的なストーリーなどの作成に利用できるとしている。

 作成したコンテンツは、マイクロソフトが新たに開発した「Docs.com」上でインターネットに公開可能。Docs.comは、Officeドキュメントのアップロードのほか、検索、閲覧、共有できるコンテンツライブラリーの性格も兼ねている。SNSへの共有のほか、ユーザーがファイルにコメントを追加でき、コンテンツ作成者とユーザーがDocs.com上でコミュニケーションを取ることも可能だという。

Swayファイルの公開やOfficeドキュメントのアップロードが可能なコンテンツライブラリー「Docs.com」

 また、プレビュー期間中に寄せられた声を参考に、コンテンツの表示タイミングを設定できるプレゼンテーション用のレイアウトとして「Navigation」を追加。画面ごとに画像、テキスト、動画、ツイートなどを表示でき、プレゼンテーション目的での利用にも対応する。

 Swayは、PCブラウザーで利用できるほか、iOSアプリを提供する。Windows Phone向けについては数カ月以内に提供予定だとしている。また、Windows 10に対応した「Sway for Windows 10」もラインナップしており、外出先でインターネットに接続できない環境でも、オフラインで利用できるモードを実装した。また、複数のアカウントでの同時ログインも可能だ。

山川 晶之