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デル、最新ハードウェアに刷新したSDSアプライアンス「Dell-Nexenta NDシリーズ」

 デル株式会社は4日、Software-Defined Storage(SDS)ソリューション「Dell-Nexentaストレージ・アプライアンス」において、ハードウェアを最新の第13世代x86サーバー「Dell PowerEdge R730」へ刷新し、「Dell-Nexentaストレージ・アプライアンス NDシリーズ」(以下、NDシリーズ)として提供すると発表した。

 「Dell-Nexentaストレージ・アプライアンス」は、ネクセンタ・システムズ・ジャパン株式会社(以下、ネクセンタ)のSDS製品「NexentaStor」を搭載するアプライアンス。2014年8月より、アセンテック株式会社を通じて販売を行ってきた。

 今回提供する「NDシリーズ」は、「Dell-Nexentaストレージ・アプライアンス」の新モデルで、SAN/NASの両プロトコルをサポート。無制限のスナップショットとクローニング、ブロック/ファイルのレプリケーション、インライン重複除外、包括的な管理機能など、ストレージの柔軟性、可用性、管理性を実現するさまざまな機能を備えている。また、スナップショット、レプリケーションなどのソフトウェアも、追加コストなしで利用可能とのこと。

 また、ユーザーのニーズにあわせ、容易にストレージインフラを拡張可能な点も特徴。追加のソフトウェアライセンスコストを負担することなく、最新のハードウェアにアップグレードでき、拡張を続けるワークロードにも対応可能。ラインアップとしては、物理容量が最小44TBから最大960TBまでのさまざまなモデルを用意する。パフォーマンス面でも最適化されているので、仮想環境など高い性能が要求される環境でも、最適なソリューションを選択できるとした。

 さらに、インラインの重複除外と圧縮の機能により、データ容量の最適化と使用効率の改善を実現。無制限のスナップショットが可能なため、リカバリ時間と目標リカバリポイントが向上するとしている。

 価格例は、物理容量44TBのエントリーモデル「ND-44」が960万円から、同88TBのミッドレンジモデル「ND-88」が1340万円から、同960TBのハイキャパシティアーカイブモデル「ND-960」が5780万円から。

 なおデルでは、8月下旬より、デルの東日本支社(東京都港区)にあるソリューションセンター内に、「NDシリーズ」のデモ、検証・接続性などのテスト環境を取りそろえた「Dell-Nexenta ND検証センター」を開設するとのことだ。

Dell-Nexenta ND検証センターのイメージ

石井 一志