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NEC、クラウドサービスとサイボウズ Office 10のセット製品を中小企業向けに販売

 日本電気株式会社(NEC)は4日、サイボウズ株式会社と連携し、グループウェア「サイボウズ Office 10」とNECのクラウドサービスの利用権をパッケージ化した「Express5800/CloudModel」のセット製品を、中堅・中小企業向けに販売開始した。同時に、NECのグループウェア「Star Office X」とのセット製品も販売を開始した。

 新製品は、従業員規模に合わせてグループウェアライセンスとクラウドサービスの利用権をあらかじめパターン化したもの。構成パターンに応じ、CPU性能やハードディスク容量などの最適なサイジングを実施しており、パターンごとに「サイボウズ Office 10」の動作検証も実施済みとなっている。これにより、ユーザーが保有する自社構築型(オンプレミス)のグループウェアシステムのクラウド環境への移行を短期間で可能にする。

 従来の3年間の利用権に加え、新たに1年間および5年間の利用権選択が可能になり、最短1年ごとの延長にも対応。また、高速なネットワーク接続を提供する「100Mbpsオプション」や、安全なネットワークを確立する「VPNオプション」を追加する。

 製品ラインアップと価格(税別)は、サイボウズOffice 10の100ユーザーセットが80万8000円~、200ユーザーセットが111万4000円~、300ユーザーセットが201万1000円~。いずれもExpress5800/C110a-SとサイボウズOffice 10、リモートサービスライセンスが1年間利用できる。構築支援サービスは29万7000円~。StarOffice Xの200ユーザーセットは327万1000円~。NECでは今後、グループウェア「desknet's NEO」をリリースしている株式会社ネオジャパンとも連携し、セット製品を販売する予定。

三柳 英樹