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コラボレーションの最適化で担当者を支援、インフォアの生産スケジューリングソリューション新版

 インフォアジャパン株式会社(以下、インフォア)は30日、プロセス製造業向け生産スケジューリングソリューション「Infor Advanced Scheduling」の新版「同 バージョン11」を発表した。同日より、日本市場で提供を開始する。

 Infor Advanced Schedulingは、制約付き生産スケジューリングソリューションで、混合・調合・醸造・調理・化合・蒸留といったプロセスや、タンクや容器、製造ラインからなる製造現場を持つ、プロセス製造業固有のスケジューリングを支援する。生産ライン全体を通して、オペレーションを密に統合することを目的に設計されており、計画に要する時間を短縮し、生産がストップするリスクを減少するという。

 今回の新版では、生産スケジュールのリアルタイムな評価指標を提供することで、計画担当者同士がコラボレーションしながら、リアルタイムな意思決定指標に基づいて、作成された生産スケジュールの評価を行えるようになった。

 具体的には、新しいUIのダッシュボードにより、スケジュールパフォーマンスの効率性を、コスト・時間・イベントなどの指標で評価可能。また、履行できないオーダーを色分け表示することで、例外を検知しやくしたほか、重要なスケジュール情報を提供し、より実効力の高いスケジュール改善を支援する。

 さらに、新しいクイックサーチとフィルター機能では、スケジュール全体を対象にキーワードで検索することができ、対応が必要な生産ポイントをすばやく見つけて、問題の詳細な可視化を行えるとしている。

石井 一志