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東急建設、「Salesforce1 Platform」で建設現場でのIoTを実現

 株式会社セールスフォース・ドットコム(以下、セールスフォース)は23日、東急建設株式会社が、セールスフォースのクラウド基盤「Salesforce1 Platform」を用いて建設現場でのIoT活用を実証したと発表した。

 東急建設は、「建設現場に眠るさまざまなデータを、会社にとって有益な情報に変換し、将来への価値へつなげる」という方針のもと、IoTによる実証試験を進めている。そのため、迅速な開発能力、および構築したアプリケーションを進化させることができる将来性、パートナー企業とのネットワークといった点を評価し、Salesforce1 Platformを採用したとのこと。

 具体的には、現場で稼働している建設機械にモニタリングセンサーを取り付け、Salesforce上でその稼働状況を把握。施工管理の効率化や建設機械のCO2排出量の可視化などを実現する。さらに、さまざまなIoTのセンシング技術とGPSデータを組み合わせることにより、近隣へのリスクコミュニケーションツールとして活用し、円滑な施工の確保を目指すとしている。

 なお、実証にかかわるシステムの構築は、セールスフォースのパートナーである株式会社フレクトと株式会社コネクシオとの協業で行う。

石井 一志