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イントラマート、Sales Cloudから業務プロセスの進行状況を一元管理できるソリューション

 株式会社NTTデータ イントラマート(以下、イントラマート)は22日、CRMから業務プロセスの進行状況が一元管理できるソリューション「Salesforce連携intra-mart業務プロセステンプレート」を発表した。発表した。セールスフォース・ドットコムが提供する「Sales Cloud」に、自社のWebシステム基盤「intra-mart Accel Platform」を連携させるもので、株式会社ケイズコーポレーションと共同開発したという。

 「Salesforce連携intra-mart業務プロセステンプレート」は、ユーザー企業の業務プロセスとSales Cloudとシームレスに連携させるソリューション。顧客の静的な情報だけでなく、今まで見えなかった社内外のやりとりを含む動的な業務プロセスまでも含め、Salesforceを用いた顧客情報の一元管理のカバー範囲を広げることが期待できるという。

 具体的には、顧客ごとの業務プロセスの進ちょくステータスを、intra-mart側からSalesforceに送ってSalesforce側のステータスを変更し、「作業開始」「作業完了」「出荷開始」「出荷完了」などの状況を確認できるようにする。作業履歴もSalesforce側で顧客ごとに表示できるので、顧客軸で状況が一元管理されるとした。

 また、受注後の納品や、作業内容に応じた要員の自動手配、スケジュールの自動登録、作業中の電子マニュアル参照、本社への対応問い合わせ、作業完了手書きサイン(エビデンス)、エビデンスの自動PDF化、文書管理フォルダへの自動登録、作業内容データからのERPへのデータ連携など、一連の業務プロセスを見える化・自動化できる点も特徴という。

 さらに、業務プロセスの処理単位で計測している時間データを活用することにより、業務のボトルネック個所の発見や、業務改善による顧客対応速度の向上、顧客対応品質の向上が期待できるとのこと。

 イントラマートでは、このソリューションをセールスフォースが提供するクラウドアプリのマーケットプレイス「AppExchange」に登録し、多くのユーザーが利用しやすくするとしており、初年度100社への導入を目指している。

石井 一志