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東京理科大学、会計購買システムとしてSAP ERPを導入

 SAPジャパン株式会社は16日、学校法人東京理科大学が国内の理数系大学として初めて「SAP ERP」を導入したと発表した。

 東京理科大学では、2014年に「日本の理科大から、世界の理科大へ。」を新たなスローガンに掲げ、これからの社会と市場のニーズに応える教育の実現、実力ある学生の継続的な社会への輩出、教育と研究の国際化を中長期の経営重点方針としている。方針の実現に向けては、グローバル競争力の強化、業務統制・経営分析の強化が不可欠で、そのための基盤システムの刷新が必要と判断した。

 2013年11月に「次世代財務・管理会計・購買システムプロジェクト」がスタートし、同プロジェクトの購買・会計領域としてSAP ERPを採用。システムの選定においては、経営情報の可視化、グローバル標準のプロセスとシステムの登用、学校法人会計基準の確実な遂行といった点が重視された。

 新システムは2015年4月より本格稼動しており、今後は、教務系システムなどの学籍管理等への展開を視野に計画を行っていくという。

三柳 英樹