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富士通、マルチデバイスに対応した組立製造業向け生産管理ERP「GLOVIA G2 V3」

 富士通株式会社は16日、組立製造業向けの生産管理ERP「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA G2」(以下、GLOVIA G2)の新版「同 V3」を、同日より販売開始すると発表した。

 新版では、Windows OSだけでなくAndroidなどのモバイルOSに対応しており、デスクトップPCからモバイルデバイスまで、マルチデバイスで動作する点が特徴。マウス操作とタッチ操作のいずれかで利用できる。また、HTML5に完全準拠しているので、Internet ExplorerやChromeなど、さまざまな業界標準のWebブラウザで動作するほか、HTTPSやAESなどインターネットセキュリティ規格を採用し、すべてのデータ通信を暗号化しているため、安心してモバイルデバイスなどを活用できるとした。

 さらに、画面デザインをシンプルにし、ユーザーインターフェイスを向上させるフラットデザインを採用。すべての明細画面を表形式のようなグリッド構造で表示できるので、ソート/カラム表示順変更、検索データのグループ化、高度な抽出フィルタリングが可能になるという。あわせて、生産計画や部品表メンテナンス、部材といった所要量計算結果の表示画面において操作性を強化し、カレンダー形式での入力やツリー形式表示に対応。これらの改善により、ユーザーの視認性と生産性を向上させている。

 価格(税込み)は、生産管理ERP(10ユーザー)が250万円、基本システム(1サーバー)が250万円。なお富士通では、2017年度までに55億円の売上を見込んでいる。

石井 一志