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NTTスマートコネクトのクラウドストレージ、料金を抑えたライトプランを追加

 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(NTTスマートコネクト)は10日、クラウドストレージサービス「スマートストレージ」において、一部機能を制限する代わりに安価な「ライトプラン」を提供すると発表した。あわせて、接続回線で「SSL-VPN接続」メニューを提供する。

 スマートストレージは、ファイルサーバー機能をプライベートネットワーク環境で利用できるセキュアなストレージサービス。UNIX/Linux系OS向けのNFS、Windows系OS向けのCIFSによるアクセスに対応し、社内に設置しているファイルサーバーと同じように利用できる。またデータは、スナップショット以外に別RAIDグループへのバックアップを取得し、保護しているとのこと。

 新たに提供するライトプランは、機能を制限する代わりに価格を抑えて提供するプランで、利用開始後の容量変更を行えないほか、アクセスログオプションやデータ移行用ラックといったサービスの利用ができない。性能面でも、「スタンダードプラン」が平均100IOPSなのに対して、平均30IOPSに抑えられ、Snapshot世代数も3世代に限られる。

 価格(税別)は、初期費用が3万7000円、月額費用が1TB 2万円からで、別途アクセス回線に応じたネットワーク接続料も必要になる。

 アクセス回線としては、閉域網と大学・研究機関向けのSINET4に加えて、今回よりSSL-VPNでの利用可能になった。SSL-VPN接続のネットワーク接続料(税別)は、初期費用が5万円、月額費用が2万5000円。

石井 一志