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クラウドとモバイルでBCP as a Serviceを実現、危機管理を自動化・簡素化する「Klotho」

 株式会社レックスマネジメントは7日、COP(Common Operational Picture)手法を用いたBCP実行支援クラウドサービス「Klotho(クロト)」を提供開始すると発表した。

 Klothoは、集まってくる断片的な災害情報を一枚の絵=COP(Common Operational Picture)としてまとめ、災害時にもっとも知りたいこと、つまり全体の状況と業務への影響を把握できるようにするクラウドサービス。大地震のような危機が発生したときに、正確な情報を把握することは難しいが、Klothoでは、PC、スマートフォン、タブレット端末に対応しており、普段使い慣れているSNSのようなわかりやすい操作性によって、どのような状況になっているのか、何から対応すれば良いのかを、わかりやすく示すことができるという。

 具体的には、危機への対応状況がひと目でわかるダッシュボードをクラウド上で共有することにより、ビジネスの継続に必要となる施設、社員、ライフラインやシステムの稼働状況・被害状況、および、復旧の予測時間などをリアルタイムで把握できるようにする。

 また、施設、ライフライン、システムなどの稼働状況に問題が出た場合、その稼働状況のレベルに応じて、あらかじめ決められた災害対応・事業復旧のアクションを指示する機能も備えた。現場において、スマートフォンに表示された対応指示画面をタップするだけで、リアルタイムで全社に進ちょく状況が共有されるという。

 なお、インフラ基盤としては、セールスフォース・ドットコムのForce.comを利用しており、災害時でも安定した稼働が見込めるとしている。

 価格は、最小構成の管理用PC1台、モバイル端末10台の場合で月額9000円から。

PCでのダッシュボード表示
対応の自動指示画面
モバイル端末の画面

石井 一志