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KS-SOL、Microsoft Azureを活用したハイブリッドクラウドサービスを提供

 関電システムソリューションズ株式会社(以下、KS-SOL)は2日、データセンター事業において、日本マイクロソフト株式会社と協業すると発表した。日本マイクロソフトのMicrosoft AzureのデータセンターとKS-SOLのデータセンターを連携し、ハイブリッドクラウドサービス「CIERTO/Hybrid Cloud with Microsoft Azure」を提供する。

 「CIERTO/Hybrid Cloud with Microsoft Azure」は、データの増加や複雑化、適切な災害対策など、顧客が自社で保有するデータセンター(オンプレミス環境)や、プライベートクラウド(専有型クラウド)とMicrosoft Azureを組み合わせ、ハイブリッド型のシステム設計・構築・運用サービスを提供するもの。

 共有型・専有型のクラウドサービスを最適な環境設定で活用できるよう、それぞれのデータセンターを仮想ネットワーク接続で結び、ハイブリッドシステムの設計・構築・運用サービスをあわせて提供する。また2015年秋には、両データセンター接続に専用線接続を採用したハイブリッドサービスを提供するという。

 活用シーンとしては例えば、利用ピークの変動が大きいフロントエンドサーバーにパブリッククラウドを活用し、コストを最適化するとともに、高信頼性や確実な処理能力が求められるバックエンドサーバーには、プライベートクラウドでサーバーを集約し、性能・品質を確保する、といった使い方が考えられるとのこと。また、開発環境の調達や期間限定キャンペーンサイトや災害対策といったシーンでも使えるとした。

 サービス料金は、基本サービス+仮想マシン+ストレージ+ネットワークの合計金額になる。参考価格(税別)は、基本サービスが仮想マシン1つごとに月額7600円、仮想マシンがA1インスタンスの場合で1時間あたり9.69円。ストレージが、ディスク容量1GBあたり2.45円、10万トランザクションあたり0.37円。ネットワークが1時間ごとに3.68円、といった価格になる。

石井 一志