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ネスコとレピカが提携、検出した個人情報を容易に暗号化可能に

 株式会社ネスコと株式会社レピカは17日、情報漏えい対策ソリューションにおいて提携すると発表した。レピカの個人情報検出ソフト「P-Pointer」が、PCや共有サーバー内に存在する、パスワードがかかっていない個人情報ファイルを検出。その後、ネスコのファイル暗号化システム「DataClasys(データクレシス)」がファイルを暗号化する。

 具体的な連携手順を2通り用意される。1つ目はフォルダによる連携で、P-Pointerで検出した個人情報ファイルをDataClasysで作成した暗号化用フォルダへ移動することで、自動的に暗号化が行われる仕組み。2つ目のCSVファイルの連携では、P-Pointerの検索結果画面で、暗号化したいファイルにフラグをたて、P-Pointerで結果データをCSV形式で出力すると、CSV出力ファイル名とパス情報をDataClasysに取り込み、自動暗号化が行われる。

 こうして、機密情報を手軽に暗号化して管理できるため、第三者にファイルが流出しても、管理者が許可した利用者しか暗号化ファイルを解読することはできず、個人情報が万一漏えいした場合でも、データの悪用を防げるとのことだ。

石井 一志