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モバイルアプリ開発基盤「Monaca」がローカル環境で利用可能に

「Monaca Localkit/CLI」正式版が登場

 アシアル株式会社は11日、HTML5アプリ開発環境「Monaca」のローカル開発環境「Monaca Localkit」および「Monaca CLI」の正式版を提供開始した。

 Monacaは、iOS/Android/Windows 8向けにCordovaベースのHTML5アプリを開発できるクラウド基盤。開発者はHTML5を活用しながら、ワンソースで複数のOS向けアプリを開発できるのが特長。Webブラウザだけでアプリを開発できる「MonacaクラウドIDE」の手軽さが評価される一方、企業内で組織的なアプリ開発を行う開発者からは、ローカル環境の開発ツールと連携して使える「Monacaのローカル開発環境」を求める声が多かったという。

 今回のMonaca LocalkitおよびMonaca CLIを利用することで、使い慣れたエディタやIDEを使ってモバイルアプリのコーディングができるようになる。また、既存の管理システム上でのバージョン管理、ローカルPC上に環境構築されたタスクランナーツールの活用、ローカルネットワークを通じたMonacaデバッガーの利用が可能となる。

 利用には、Monaca Goldプラン(5000円/月)、もしくはMonaca Platinumプラン(8000円/月)への登録が必要。Basicプラン(無料)、Personalプラン(980円/月)の契約者も、30日間は試用できる。

川島 弘之