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KDDI、クラウド基盤サービスで異なるサイトへのデータ保存オプションを提供

 KDDI株式会社は、法人向けクラウド基盤サービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス」において、東西サイト間でバックアップデータを自動保存でき、BCP対策にも活用可能な「サイトバックアップ」機能を、6日より提供開始した。

 サイトバックアップ機能は、遠隔地の別データセンター(以下、DRサイト)にバックアップデータを自動または手動で保存できるもの。あらかじめサーバーリソースを用意しておけば、災害などでメインサイトが稼働できない状態になった場合でも、ユーザー自身でAdmin Consoleの操作から、DRサイトでの業務復旧が可能になるという。

 また、仮想マシン(VM)の再起動や、スナップショットの作成・削除などを行えるAPIを提供するため、ユーザーのシステムと連携して深夜休日にバックアップを自動で行うなど、運用の効率化を実現できるとしている。

 なお、サイトバックアップ機能を利用するには、「バックアップストレージ」オプションの申し込みが必要となる。同オプションの価格は、10GBで月額500円から。APIの利用にあたっては、追加コストは発生しない。

石井 一志