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UTM機能が付いたセキュアファイルサーバー、フリービットがSaaSで提供

 フリービット株式会社は26日、ファイルサーバー機能などを提供するSaaS型サービス「フリービットクラウド File Server&Security(Powered by VDC)」を発表した。高性能UTM(統合脅威管理)製品を標準採用し、プライベートクラウド並みの安全性を提供するのが特徴という。

サービス概要

 新サービスでは、ファイルサーバーとしての多彩な機能を提供するとともに、VPNアクセスやファイルサーバー以外の社内システムへのアクセスを実現。ダウンロードや印刷などを制限する機能など、安全性を高める機能も豊富に取りそろえた。

 ファイルサーバー機能としては、喪失してしまったファイルを復元するスナップショット(最大64世代まで)をはじめ、特定拡張子の保存を制限するファイルスクリーン、IDを一元管理できるActive Directory連携、使用容量やトラブルの把握に利用できるレポート機能を備える。

 最小500GBから最大10TBまで、データの増加に合わせて250GB単位で柔軟に容量を拡張できるとともに、ファイル形式はそのままで使えるデータ圧縮機能も搭載。

 安全性に関する機能としては、全ての通信を暗号化することはもちろん、ファイルの新規作成・閲覧・編集はできるにもかかわらず、アップロード・ダウンロード・メール添付・印刷を禁止する設定を端末単位で適用できる。端末はPC・タブレット・スマートフォンのマルチデバイス対応。

 導入に最適な例として、外出先からセキュアにファイルサーバーを利用したい企業、外出先から社内システムを利用したい企業、多拠点企業、クラウドサービスの利用において社内から高速にファイルサーバーを利用したい企業などを挙げる。

サービス参考価格

川島 弘之